特に中身はないヤングマガジンアッパーズの思い出語り

クライベイビー・サクラ 漫画

眠れないためiPadでブックパス開いたら、記伊孝の『犯罪交渉人 峰岸英太郎』を見つけたので1巻から最終巻まで読みました。連載開始が1999年。当時としては珍しい犯罪交渉人(ネゴシエーター)を扱った作品ですね。

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犯罪交渉人 峰岸英太郎 1 - 記伊 孝 | マンガ図書館Z - 無料で漫画が全巻読み放題!
作者の連載デビュー作です。当時はまだ珍しかった「犯罪交渉人」がテーマの警察アクションです。2巻以降からまたガラリと展開も変わって、怒涛の4,5巻のカルト編に向かいます。どうか5巻までお付き合いくださると嬉しいです。死ぬ気で描いた5巻の解決編は、いまも作者の誇りとなってます。

第1巻のハイジャック事件編は覚えてたんですが、それ以後は記憶が曖昧でほぼ初読み状態でした。どれくらい曖昧だったかと言うと、なぜか掲載誌を『ヤングマガジンアッパーズ』だと思ってたくらいです。

勝手な思いこみで「アッパーズに掲載されたあと、途中から別冊ヤングマガジンに移籍した」と記憶していたんですが、全然そんなことなかった。どこからアッパーズ出てきたんでしょう?

そこからの流れでアッパーズを振り返ったら、懐かしくなったのでボソボソと語っていきます。

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R-16(原作:佐木飛朗斗、漫画:桑原真也)

原作が佐木飛朗斗なので分かると思いますがヤンキー漫画です。

作画の桑原真也はこの前に『0リー打越くん!!』をアッパーズで連載していて、その内容が強烈だったのを覚えています。

『0リー打越くん!!』

知る人ぞ知る怪作ですね。基本はテニス漫画だけど第1話から吸血鬼少女が出てきて、打越くんの血と肉体を求めます。それだけだとよくあるラブコメに感じられるでしょうが、この作品は吸血鬼少女の嫉妬が本気度高くて、打越くんに近づく女をサクッと殺っちゃいます

なぜテニス漫画はイロモノが多いんだ。エログロのバランスが良く絵もうまかったです。

最初はテニス部のパシリだった打越くんが、次第に超人的な能力を目覚めさせ、最終的に吸血鬼少女と人類の存亡を賭けたテニス対決するんですが、このあたりの展開は読んでもらわないと説明が難しいです。

イヌっネコっジャンプ!(はっとりみつる)

後に『ケンコー全裸系水泳部 ウミショー』や『さんかれあ』を描く、はっとりみつるのデビュー作ですね。

走り幅跳び元高校ランキング2位だけど陸上は辞めた大学生の主人公と、なぜか彼にまとわりつく年下ヒロインの話です。明るくポップな作風で読みやすくはあったんですが、最終回を覚えてないので途中で読まなくなった可能性あります。

鬼斬り十蔵(せがわまさき)

時代物+伝奇な作品。せがわまさき初の長期連載作品だそうで、この次にアッパーズで連載したのが『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』。いわゆるバジリスクタイムです。

『鬼斬り十蔵』を先に読んでいたので、山田風太郎原作の作画に起用となったときも「それっぽい」と感じました。

餓狼伝(原作:夢枕獏、漫画:板垣恵介)

夢枕獏の同名小説を『バキ』の板垣恵介が漫画化。道場破りを繰り返していた空手家・丹波文七が、プロレス道場にケンカを吹っかけて返り討ちにあったことから始まる、男たちの格闘絵巻です。

漫画オリジナルキャラクターだったり、夢枕獏の別作品のキャラクターを登場させたり、けっこう小説とは違う展開もあります。

クライベイビー・サクラは漫画オリジナルです。

クライベイビー・サクラ

木多康昭の『平成義民伝説 代表人』に登場する佐倉惣五郎、佐倉魚権の元ネタでもあります。

連載途中でアッパーズが休刊になったため「イブニング」に移籍しました。

全日本妹選手権!!(堂高しげる)

さすがに掲載してた全作品の感想は長くなるし読む人もいないなと思い始めてきました。記憶に残ってるものをいくつか選んでいきます。

これは最初『iドーモ!』というタイトルが連載されていて、そこに出てきたキャラクターを持ち越すような形で始まったギャグ漫画ですね。当初は妹物の皮をかぶっていたんですが、しだいに本性を現しオタク色の強いギャグ漫画になっていきました。

ちんぽ刑事(丘咲賢作)

読みは「ちんぽデカ」です。とにかく、ちんぽがデカい刑事が登場し、毎回必ず「ちんぽデカ!!!」と言われる漫画です。

ちんぽ刑事 1 (アッパーズKC)
丘咲 賢作
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よく大きなイチモツのことを「馬並み」と評したりしますが、この主人公は馬よりもデカいです。それを振り回して犯人を倒したりします。

単行本3冊しか出てないのに強烈なインパクトを残したと言おうか、こんなド下ネタでよく3巻まで出せたなと言おうか。

鋼-HAGANE-(神崎将臣)

過去に実在した偉人たちのDNAを移植されて生まれた人間たちのバトル物です。

作者の過去作品と世界観を共有してますが単品でも読めます。

創刊号から連載してた初期メンバーですね。

春よ、来い(咲香里)

学校で女子生徒とセックルしてるのが見つかって地元にいられなくなった妹が、大学生の兄と一緒に住みながら新天地で新生活を始めようとするも、そこに妹を追いかけてきた彼女が現れて……。

一言でまとめるとエロい漫画です。セックル!セックル!

ただ、途中から作風が変化というか深化していて、最初は妹と妹の彼女(バイセクシャル)と同居する大学生の悶々とした日々を描くエロ前提な漫画だったのが、若者たちの青春と成長を描く群像劇にシフトしていきます。

いろいろあったけど最後はいいところに落ち着いて綺麗に終わりました。

作者の咲香里は成年漫画の出身で、これ以前の作品だと『太陽が落ちてくる』は読みました。

このあとにアッパーズで『やまとの羽根』を、マガジン本誌で『スマッシュ!』を連載します。特に『スマッシュ!』は単行本が20巻近く出る長期連載だったため、バドミントン漫画で覚えてる人も多いんじゃないでしょうか。

不死身のフジナミ(押川雲太朗)

飄々とした武器商人の話です。

ヤクザを出し抜こうとする武器商人フジナミと、彼を始末しようとするヤクザの抗争がコミカルさも交えながら描かれ、フジナミが使う武器も拳銃からロケットランチャーなど大型のものにエスカレートしていきます。

作者は熱狂的な阪神ファンとのことですが、後に藤浪晋太郎が入団したのは面白いですね。

メタルウインド(吉永裕介)

『ブレイクブレイド』の作者のデビュー作です。

バイクを題材に若者たちの恋やら何やらを扱った作品です。マガジンらしいといえばマガジンらしい作品ですね。

RED(村枝賢一)

白人に一族を虐殺されたインディアンが、娼婦のガンマン、熊本訛りの日本人スナイパーと旅をしながら、仲間たちの敵を討っていく漫画です。

村枝賢一らしいエモい作品ですね。

復讐のために生きてきた男が全てを賭してやり遂げる話という基本線は一切ブレず、そこに様々な人間模様が織り交ぜられてきます。

傑作だと思うけど意外なほど周りに読んでる人がいないんですよね。

『レッド・デッド・リデンプション2』も出ることだし、みんな西部劇にハマればいいと思うよ。

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