阪神を戦力外になった西岡剛、他球団での現役続行を希望

野球

この時期に野球界を騒がせるのはリーグ優勝、クライマックスシリーズ進出、そして戦力外通告の話題。

各球団が続々と「○○選手と来季の契約を結ばないと通達しました」のリリースを発表するなか、10月2日昼に阪神タイガースの西岡剛が自身のインスタグラムを更新して、球団から戦力外通告を受けたと公表した。

「阪神タイガースファン、関係者の皆様へ」から書き始められた文章で西岡は、「今シーズンをもちまして阪神タイガースのユニフォームを脱ぐことになりました。カッコつけた言い方をしましたが、10月1日に戦力外通告を受けました」と赤裸々に語っている。

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自分の辞め時を自分で決められる選手は少数

西岡は2002年のドラフトで大阪桐蔭から千葉ロッテに入団。幕張のスピードスターとして活躍し、日本代表ではワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やオリンピックの舞台も経験している。

Tsuyoshi Nishioka of Japan forces Miguel Ojeda of Mexico in the 2006...
Tsuyoshi Nishioka of Japan forces Miguel Ojeda of Mexico in the 2006 World Baseball Classic at Angel Stadium, in Anaheim, California March 14, 2006.

ミネソタ・ツインズでのプレーを経て阪神には2013年から在籍。持ち前の明るいキャラクターでチームの雰囲気を変えるなどしたが、近年は怪我に悩まされ一軍出場機会は大幅に減っていた。

中でも2016年に負ったアキレス腱断裂の重傷は選手生命をも脅かした。

「戦力外通告を受け、引退すると言えばカッコよく綺麗に去ることができたんだと思うのですが、2016年にアキレス腱が切れた瞬間、甲子園のグラウンドで倒れて引退すると心に誓った僕が、今なおユニフォームを着れている人生です!」

プロ野球選手の辞め方には大きく分けて2つある。納得するまでやりきって自分から「引退します」と言う辞め方と、他人に辞め時を決められる終わり方だ。後者の最たるものが戦力外である。

選手としては、自分の辞め時は自分で決めたいものだが、誰も彼もが納得いくまで現役を続けさせてもらえはしない。選手1人を雇うにも球団には多額の費用がかかっている。保有枠数の問題もある。

新しい選手が入ってくるなら、誰かを外して枠を空けるしかない。

この時期は甲子園で活躍した高校生たちのプロ志望届も話題になるが、誰かの夢の始まりは別な誰かの夢の終わりでもある。

西岡剛は来季も現役続行を望む

阪神を退団する西岡だが本人は現役続行を望んでいる。

「次の新たな目標は小さい頃目標にしていたプロ野球選手になることが今の目標です!その目標が達成できなかったら?そのときまた目標を立て直したらいい!戦力外と言われた瞬間の、あの気持ちも僕の経験値にプラスされた」

球団から「要らない」と言われおとなしく身を退く。それも『綺麗な終わり方』の1つだろうが、西岡は泥臭くても限界までプレーを続けるつもりだ。

「また来年もプロ野球選手として甲子園の土を踏める事を一つの目標として頑張ります!」

怪我、年齢、近年の成績。どれを取っても難しい挑戦になるが、来季もプロ野球選手として甲子園でプレーすることをあきらめていない。

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高森 勇旗
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