カープの優勝より阪神のダブルヘッダー開催が気になる

野球

プロ野球ファンもそうでない人も、なんとなくニュースを見ていれば知ってると思いますが、今年のセントラル・リーグは広島カープが優勝しました。3年連続です。おめでとうございます。

ただねぇ。マジック1で足踏みが続いていたので「やっと決まったか」が正直な感想です。さっさと決めてよ。

それはそれとして。阪神対DeNAの試合が雨天中止になり、ちょっと大変なことになってきました。

14連戦の初戦が雨で中止

今年は大雨災害や地震に見舞われた関西。その影響で阪神戦も中止が相次ぎ、セ・リーグはクライマックスシリーズ(CS)開始前にリーグ戦の全日程を終わらせるため、阪神に14連戦を組みました。

先発投手が何人か離脱し、野手の選手層も薄い阪神が果たして、シーズン終盤の疲弊した時期に14連戦を乗り切れるか心配されます。

どうしようもないくらい阪神が弱くて完全に消化試合モードなら、残りの試合は若手を使うとかやり繰りしようもあるんですが、まだCS進出からの下剋上を可能性として残してるだけに捨てゲーム作るわけにいかないのが余計につらい。

シーズンの途中打ち切りは避けたい

セ・リーグのCSは10月13日から始まります。リーグでは2日前の11日時点で出場3チームを確定させると申し合わせており、11日までの試合結果が出場権争いに反映されます。

そのため阪神も14連戦の強行日程で9日までに全試合終わらせる予定だったんですが、昨日の雨天中止により9日で終われるか分からなくなってきました。

もし11日までにリーグ戦が終わらなかった場合、その時点での暫定的な順位で進出チームが決まります。また、セ・リーグは可能な限りCSと並行して残り試合を行いたいとしていますが、CSとセ・リーグの並行日程が本当に可能なのかは初めての事態なので誰も分かりません。

個人タイトル争いのためにも全試合やりたい

チームの最終順位や個人タイトルは終了した試合までの結果で決まります。僅差で争っているタイトルに関しては、出場試合数が影響してくる部門もありますから、可能な限り全チームの試合数を揃えないと公平さに欠けます。

そのこともあって「CS開始により、セ・リーグの残り日程を打ち切ります」とはしたくないんですが、果たして11日までに終われるか。

日本一チームが5位で終える可能性も

もうひとつ懸念されているのがCS開催後もリーグ戦を続けた場合、進出チーム確定時と全日程終了後の最終順位とでチームが入れ替わり、3位でCSに進んだはずのチームがBクラス(リーグ下位)に落ちる可能性です。

過去に千葉ロッテがパ・リーグ3位からCSを勝ち上がって日本シリーズに進み、日本シリーズでも勝利して逆転日本一に輝いたことがありました。『史上最大の下剋上』と謳われた逆転劇ですが、もし今回また同じことが起きると事態がややこしくなるかもしれません。

もちろん最終順位でBクラスだったチームが日本シリーズで優勝したことはなく、それはそれで平成の終わりに貴重なものが見られるかもしれないです。

 阪神25年ぶりのダブルヘッダー開催か?

11日までに全試合を終わらせるため、リーグから阪神球団にダブルヘッダー開催の打診があったようです。

headlines.yahoo.co.jp

ダブルヘッダーとは1日に2試合行うことで、昼と夜に違う試合が行われます。メジャーリーグでは現在も一般的ですし、日本でも昭和にはやってました。

しかし、球団側はダブルヘッダーに乗り気ではなく、できるならやりたくないようです。なぜでしょうか?

興行的な旨味が減る

同一球団が主催するダブルヘッダーであれば、1試合分のチケットで2試合見られるのが慣例です。ダブルヘッダー割増を取る場合もありますが、それでも普通に2試合分のチケットを買うよりお得なのでファンは嬉しいですね。

一方で球団側の立場から考えると、本来であれば2試合分の入場料収入があるところを、精々1.5試合分程度までしか取れないので消極的になります。

観客の入れ替えが手間

阪神の残り試合を見ると9月はDeNA2連戦(すでに1試合が中止)、中日3連戦(ナゴヤドーム)で同じチームとの試合が続きますが、10月になると2日、3日の広島戦(マツダスタジアム)以外は同じチームとの連戦がありません。

このためダブルヘッダーを実施した場合、昼に巨人と試合をして、夜にヤクルトと試合をするようなことになるわけですが、相手チームのファンの入れ替えが非常に手間です。

ダブルヘッダー第2試合は、第1試合終了20分後、30分以内に開始される。両チーム監督の合意があれば20分以内に開始してもよい。

ダブルヘッダー – Wikipedia

この規約があることで興行的な問題を解決するため、第1試合と第2試合で別なチケットを売ってファンを入れ替える対策も行いにくいです。

 CS制度を維持する限り今後も日程の問題は出る

日本では6月と9月に雨季があります。長雨の季節に中止が増え日程を消化できない問題は、地理的な要因なので今後も変わらないでしょう。

リーグ戦と日本シリーズの間にCSを開催する限り、今後も日程の問題はついて回ります。そのことを本格的に考える年になりましたね。